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2019年04月04日 (公開日)

~非正規雇用者約10,000人に聞いた、正社員就業に関する意識調査~ 非正規雇用者の6割以上は、正社員を希望 そのうち約7割は、なれるなら正社員になりたい「隠れ不本意非正規」

ディップ株式会社(本社:東京都港区代表取締役社長 兼 CEO:冨田英揮、以下ディップ)のディップ総合研究所は、非正規雇用(アルバイト・パート、派遣社員、契約社員)で働いている15~59歳の男女(学生除く)9,365人を対象に「正社員就業に関する意識調査」を行いましたので、その結果をご報告いたします。

調査結果サマリ

ポイント1.「正社員で働けるのであれば働きたい」と回答した非正規雇用者は64.1%
そのうち68.8%は、不本意非正規ではないが、正社員を希望する「隠れ不本意非正規」

ポイント2.「転職活動したが、採用されなかった」「正社員就業を希望していない」を除くと
「年齢が壁になり採用されなさそう」23.4%、「経歴が不安」19.7%、「自分にできるか仕事か自信がない」17.0%、「職場になじめるか心配」16.2%など

ポイント3.それぞれの不安点への対応策として
経歴の不安については「職場見学や体験をし、働いている人を確認できること」58.3%
自分にできそうかを判断するために「就職後すぐに行う仕事内容を知ること」77.5%
職場について事前に「雰囲気や社風を知ること」69.4%

【調査背景】

現在、日本の労働力人口のうち非正規雇用者は2,120万人(※1)。そのうち255万人が不本意非正規(※2)だといわれています。正社員として働ける仕事がないと255万人が答えている一方、企業からは人手不足により採用したくても正社員が採用できないという声を多く聞きます。そこでこの度、非正規雇用(アルバイト・パート、派遣社員、契約社員)で働いている15~59歳の男女(学生除く)9,365人を対象に「正社員就業に関する意識調査」を行い、正社員希望者と正社員を採用したい企業、双方がマッチングするためのポイントを明らかにしました。

(※1)参考元:厚生労働省 労働力調査(詳細集計)平成30年(2018年)平均(速報)

(※2)非正規雇用のお仕事についた主な理由として、正社員になりたいが正社員として働ける仕事がなかったと回答した雇用者


■調査結果からわかる採用企業側の採用力強化ポイント

調査結果より、正社員を希望する非正規雇用者は全体の6割以上と多いものの、経歴や職場環境への不安、自分にできる仕事なのかという自信のなさから、正社員への転職活動に踏み出せていない人も多そうだということが明らかとなりました。それらの不安を払拭し、応募に踏み出してもらうための対応として、募集原稿に「就職後すぐに行う仕事の具体例」や「職場の雰囲気」がわかる写真や動画を掲載すること、「職場見学」「仕事体験」の機会を設けることなど、非正規雇用者が自分の現状とマッチし、背伸びせずとも応募できる仕事かを判断できる情報の提供が大切だといえそうです。

 

【調査結果_抜粋】

■ポイント1.正社員で働きたい人の割合と内訳

「正社員で働けるのであれば働きたい」と回答した非正規雇用者は64.1%

そのうち68.8%は、不本意非正規ではないが、正社員を希望する「隠れ不本意非正規」

■ポイント2.「隠れ不本意非正規」の人が正社員就業していない理由

「転職活動したが、採用されなかった」「正社員就業を希望していない」を除くと

「年齢が壁になり採用されなさそう」23.4%、「経歴が不安」19.7%、「自分にできるか仕事か自信がない」17.0%、「職場になじめるか心配」16.2%などがあり、経歴や仕事内容、職場への不安が理由で正社員への転職活動に踏み出せていないことが分かりました

■ポイント3.経歴や、仕事内容、職場に関する不安への対応策

経歴の不安については「職場見学や体験をし、働いている人を確認できること」58.3%

自分にできそうかを判断するために「就職後すぐに行う仕事内容を知ること」77.5%

職場について事前に「雰囲気や社風を知ること」69.4%

<経歴の不安への対応策>
<自分にできる仕事かという不安への対応策>
<職場についての不安への対応策>

その他、調査の詳細は下記URLにて公開しています。 正社員就業に関する意識調査


【調査概要】

調査設計・分析:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 廣吉夕奈

調査名:ディップ総合研究所 「非正規雇用者の正社員就業に関する意識調査」

調査手法:インターネット調査(外部調査機関)

調査対象:47都道府県在住かつ、現在非正規雇用(アルバイト・パート、派遣社員、契約社員)で働いている15~59歳の男女(学生除く)

調査実施時期:2019年3月7日(木)~2019年3月11日(月)

有効回収数:9,365サンプル(そのうち、正社員を希望する3,000人に詳細を調査)

※当調査結果を引用・転載される際は、出典:ディップ総合研究所「非正規雇用者の正社員就業に関する意識調査」(https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=285) と表記をお願いいたします。

※インターネットメディアへご掲載いただく場合、ディップ総合研究所TOPページ(https://www.baitoru.com/dipsouken/)または、アンケート調査結果ページ(https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=285)のURLを記載ください。

ディップ総合研究所 概要

ディップ総合研究所は、アルバイト・パート・派遣社員・正社員など働く人すべての気持ちや本音・許容や理想を、調査を通して明らかにするため、2019年1月17日に開設しました。経営層から人事・採用担当者向けに、“採用活動やその後の育成・定着を成功に導く”実践的なコンテンツを提供することで、「採用された人材が活躍し、働く人と企業がともに輝ける社会」の実現を目指します。

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当社概要

当社は、アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」、正社員・契約社員求人情報サイト「バイトルNEXT」、総合求人情報サイト「はたらこねっと」、看護師人材紹介サービス「ナースではたらこ」を通じ、求職者と求人企業双方にとって利便性の高いサービスを提供することで社会を改善する存在となる事を目指しています。2004年5月東証マザーズ上場、2013年12月東証一部上場。2019年2月期売上高421億円。
2016年には「dip AI.Lab」を設立。日本初のAI専門メディア「AINOW」や日本初のAIスタートアップ支援制度「AI.Accelerator」の運営などを行っています。日本における少子高齢化に伴う労働力不足の深刻化とAI・RPA市場の拡大を受け、2019年4月、新たにAI・RPA事業部を立ち上げ、2019年9月には“誰でも・手軽に・すぐに”導入できることをコンセプトとしたFAST RPA「コボット」を開発・提供を開始しました。

社名:ディップ株式会社
代表:代表取締役社長 兼 CEO 冨田 英揮
本社:東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F
電話:03-5114-1177(代表)
設立:1997年3月
資本金:1,085百万円 (2019年11月末現在)
従業員数:1,967名(2019年4月1日現在の正社員)※契約・アルバイト・派遣社員除く
事業内容:求人情報サイト「バイトル」「バイトルNEXT」「はたらこねっと」などの運営、看護師転職支援サービス、FAST RPA「コボット」の開発・提供、他
URL:https://www.dip-net.co.jp/

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TEL:03-6628-4070
e-mail:info@dip-net.co.jp