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――御社は、人材派遣業界のリーディングカンパニーとして、常に高い志と使命感を持ち、業界全体の活性化に尽力されています。
そこで、南部代表がお考えになる、労働市場における人材派遣ビジネスの現状と今後の動向をお聞かせください |
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| 南部 |
現在、社会では正社員が安定した雇用で、基本的な働き方だと思われています。
しかし、本来ならパーム・トゥ・パーム(転職)、パーム・トゥ・テンプ(正社員から派遣)、テンプ・トゥ・パーム(派遣から正社員)など、個人が自由に選べる様々な働き方があっていいわけです。
そして、それを確立するためには、行政のサポートや、政策に基づいた資金投入などの援助が必要です。
しかしながら現状は、労働環境も政策も、正社員雇用を基本として制度設計しているため、今のままでは雇用の根本的な自由化はされないだろうと思っています。
労働市場を日本とアメリカで比べてみても、日本の方が不利なことは明らかです。
働きたくても60歳で定年、女性は結婚や子育てをしながら働いているとはいえ、今まで通りのフルタイムでは働けない状況です。
例えば、定年のない会社で働ける雇用体制をつくるべきだし、女性だって結婚や出産をしてからも、自由に働けるような、いろんな補助金や社会サポートをしていくべきだと思います。
そして、そこに新しい雇用創出として、派遣というスタイルを組み入れていきたいのです。
それには、我々が突破口を開いていかなければならないし、時には社会全体に警鐘を鳴らさなければならないこともあるでしょう。 |
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| 冨田 |
派遣という制度がなければ、女性がこれだけ社会進出することは難しかったと思います。
少し前までは派遣という市場自体がニッチなマーケットだったのですが、現在の求人市場を見ると、新卒、転職、アルバイトと並んで、派遣は大きな市場になりました。
それには、御社が人材派遣をひとつの雇用形態として確立したと言っても過言ではありません。
まだ社会では正社員が主体になっていますが、一方では派遣独特の市場と地位みたいなものがあって、プロフェッショナルの価値観は強い。
今後はますます、そのプロというイメージを派遣会社が打ち出していって、企業にとって有益なプロの人材を提供するインフラのようになっていくのだと思いますね。
そして、弊社もそのお手伝いができればと思っています。
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| ――それでは、企業から求められる派遣スタッフとは、どういったスキルを持つ人なのでしょうか? また、最近の傾向などはありますか? |
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| 南部 |
派遣スタッフに求められるのは、パソコンなど仕事に必要なツールを使いこなせるテクニカルなスキルはもちろんですが、今はEQ(Emotional Intelligence Quotient:こころの知能指数)や感性も求められる。やさしい雰囲気だとかですね。 |
でもそれ以上に大切なのは、仕事に対する高い志や「やろう!」という前向きな気持ち、より良く変えたいという強い意思、そういうものじゃないでしょうか。
だから、人を採用する時には「この人は元気だし活力もあるし、一緒に仕事をしてみたいな」となって採用が決まるんだと思います。
求められる能力もそういう風に変わりつつありますよ。 |
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| 冨田 |
企業から求められるものは、以前と比べるとやはりいろんな部分でバラエティに富んできました。
わかりやすく言えば、経験、能力、人柄、協調性、折衝能力とか、どれだけモチベーションがあるかでしょうね。
即戦力ももちろん必要ですけど、それにプラスアルファが求められますね。
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| 南部 |
最近では、コンピュータやネットワークシステムの導入によって、会社を組織的に分断化し、タテの社会になってきました。
そして、企業はそれに対応できる人材を求めています。
社会の流れというか、組織のあり方が変わってきていますよね。 |
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| 冨田 |
今後は上司の派遣や社長の派遣もありうるでしょう。
だんだん派遣と正社員の垣根がなくなってきていますし、どのポジション、どの職業は派遣、という境がなくなって、今までにないスキルも求められるようになってくると思います。 |
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